桑田佳祐がらくたツアー行った 11/12

 

桑田佳祐がらくたツアー。

いやあ最高だった。これでもかというくらい。

改めて、桑田佳祐の歌は30年間ずっとみんなに愛されてきて(サザン含めればほぼ40年!)、桑田佳祐もその愛に応え続けてきて、その結果としての大衆の心の歌なんだなあと思うライブだった。喜怒哀楽がたくさんつまったみんなのうた。泣けた。

 

 

セトリは、①新作『がらくた』の曲ほぼぜんぶと、②ベストに入ってないようなマイナーな曲をすこしと、③往年の有名曲を2000年以降のわりと新しめの曲からたくさんというかんじ。

1曲目から3曲目がぜんぶこの②だったのはちょっと予想外だったけど、実はこれがまさにこのツアーを象徴してるような気がした。3曲すべて「人生の苦いことを歌にしてみんなで癒そうよ」という広い意味でブルースと呼べるような曲。1曲目、マイクスタンドの前に立って「しゃアない… 嗚呼人生のブルース」と堂々と歌いあげる姿に、大衆の心の歌の歌い手としての桑田佳祐を見た気がした。

そもそも桑田はずっとそういうブルースを歌ってきたわけだけど、とくに今回のアルバムはその気持ちが強かったんじゃないかと思う。全曲、歌詞がモニターに表示されていたのも、その表れだった気がする。

 

 

例えば海外だと、ビリー・ジョエルはちょっとおもしろい。超おおざっぱにいうと、90年代後半に新作もう作りません宣言して以来新作は出してなくて、でもコンスタントに超でかい会場で往年の名曲を歌うコンサートを開催してて、チケットは即完売みたいな。「今の自分の曲を聴いてほしい」ミュージシャンと、「往年の名曲を何度でも歌って欲しい」観衆のよくあるすれ違いをスマートにすり抜ける。かっこいい。ちなみにこれはよくあるすれ違いの典型例。

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桑田はもちろん今回もアルバムツアーだし、なんだかんだコンスタントに新作を出し続けていて、新しい曲もライブでばんばんやる。でも、往年の名曲もしっかりやってくれる。それでもって、新しい曲だろうと往年の名曲だろうと、その歌がしっかり大衆の歌になっている。冒頭に書いた、桑田佳祐の歌がみんなに愛され続けてきて、桑田佳祐もその愛に応え続けてきたというのはそういうこと。

 

 

「人生の苦いことを歌にしてみんなで癒そうよ」というブルースは、喜怒哀楽がたくさんつまった大衆の心の歌は、そういう風にしてはじめて出来上がるんだということを改めて考えたライブだった。そして、ライブの一つ一つの瞬間が、そんな30年間の積み重ねで出来上がっているとても尊い時間なんだということを強く感じた夜だった。

 

 

(写真はラクーアのHUB。みんなに愛される大衆の歌の姿が象徴されてる気がして撮っておいた。たのしそう。)

 

 

 

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