10/6 星野源のコード進行、トロピカル三部作のルーツ探し

相変わらずコードをとってる話。スティービーワンダーとってみて、複雑そうに聴こえるとこもルート音がだんだん下がってるだけだったりするんだなあと思って、そういえば星野源もそういうの多かったようなと思ってとってみた。一番典型的だとおもった「化物」のコード。

 

Aメロ、F、Faug、Dm、Cm7は、ルートFのまま上の音がだんだん1音ずつあがってる。

Bメロ、Dm7、D♭aug、F、G7は、Dm7からルートだけさがってGへ。だから、Dm7、Dm/D♭、Dm/C、G7と捉えることもできる。

サビ、F、D♭dim、Dm7、Cm7も、D♭dimって書くから分かりくいだけで、これはEdimと捉えれば、F、Edim、Dm7、Cm7と単に下がってるだけというのがわかる。(D♭とEは1音半違いなのでD♭dimとEdimは構成音が同じ)

 

ギターじゃないとぱっとコードおさえられないから、コードとるときもいつもギターだったし、サイトとか見るときもギター用のサイト見てきたんだけど、こういうのは鍵盤の方がわかりやすいなと思った。少しずつ、鍵盤でコードおさえるスピードもはやくなってきたし。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

雨だったからなんとなく、細野晴臣の1976年の中華街ライブの音源を聴いてた。

 

 

これほんとにいい。ほんとーーーにいい。

 

で、こういう演奏のルーツはどこにあるんだろう、どういう演奏が元になってるんだろうという問いに戻らざるをえなくなって、またこのサイトを見てみた。

http://www7.plala.or.jp/keeplistening/

細野晴臣の全活動がアーカイブされてるサイト。いろんなインタビューとか本での発言を年代順にまとめたりしてる。すごい。

で、このサイトを読むと、細野晴臣がトロピカル三部作前夜にはどんな音楽聴いてたのかとか、トロピカル三部作の各曲について、どんな音楽を真似したかったかがまとめられてる。前に読んだときはここまで読んでなかった。まじですごいわこのサイト。

 

で、まずトロピカル三部作前夜によく聴いてたのがこういう音楽らしい。

 

 

かっこいい。そういえば昔、R25のインタビューでスライについても言及してたなって思い出してさらにサイト読んでみる。すると、1973年の話として、当時ハリウッドの30年代、40年代の音楽にはまり込んでいって、もうロックには、同時代の音楽には戻ってこれないんじゃないかってなってたときに、スライのリズムが救ってくれたんだみたいなことが書いてある。いつの時代も同時代の音楽に引き戻してくれるのは、ビートの効いた音楽なんだみたいな。なるほど。

 

で、トロピカル三部作に戻ると、やっぱりおもしろいコメントがたくさんあった。

まず、そもそも『TROPICAL DANDY』については演奏がまだロック畑なんだよねという話。たしかに。ちょうど2週間前くらいに、ブラジルの音楽とかエキゾチカとかを聴き直して、そのまま『TROPICAL DANDY』には結びつかないなあと思って、そうだこの感じはリトルフィートか!って気づいたのはやっぱり間違ってなかったというか。これが後の2作になるといよいよロックを離れていくわけで。

 

曲ごとについては、「Chatanooga Choo Choo」と「北京ダック」についてのコメントが面白かった。

まず「Chatanooga Choo Choo」について。これは、完全にカルメンミランダのバージョンのカバーらしい。自分でカルメンミランダのバージョン聴いたときは、やっぱり『TROPICAL DANDY』のとはちょっと違うなあと思ったけど、それはさっきのロック云々の話なんだろうたぶん。そもそもこの「Chatanooga Choo Choo」は古いジャズの曲らしい。で、古いジャズの曲を自分たちがやるにはどうしたらいいんだろうと細野晴臣が悩んでた頃にカルメンミランダのを聴いて、50年代にサンバスタイルでこんなかっこいいカバーをしてるのか!って驚いたとか。で、そのままカバーしたと。なるほど。

 

 

 

「北京ダック」については、これもやっぱりルーツになってる演奏がわかんないなあと思ってたんだけど、カリプソだったらしい。そっかあカリプソだったか。たしかに。バナナボートのあれか。カリプソの中でも特に意識したのが、マイティスパロウというカリプソ界の大御所だとか。

 

 

たしかに。これはぴったり「北京ダック」だわ。

 

というわけで、ちょうど前の日記で、ラテンといってもブラジルとカリブ海でまた分かれるみたいな話書いたけど、まさにその違いが「Chatanooga Choo Choo」と「北京ダック」だったらしい。なるほど。

 

音楽日記 9/22

 

こうなってくると、わかんないのが中国の歌謡曲という話。ほとんど聴いたことないし、具体的にどんな曲がルーツになってるのかもぜんぜんわからん。これは『泰安洋行』のルーツのとこ読めば書いてるのかなたぶん。直接中国の音楽がルーツになってるのか、マーティンデニーみたいなエキゾチカを通した摂取なのか、それもまだよくわからん。

 

最後に、これも最近よく聴いてて、やっぱりラテンの風味を感じるスティービーワンダーの三部作と、トロピカル三部作の年代整理。なるほどってなる。

1972年 Stevie Wonder『Talking Book』
1973年 Stevie Wonder『Innervisions』
1974年 Stevie Wonder『Fulfillingness’ First Finale』
1975年 細野晴臣『TROPICAL DANDY』
1976年 細野晴臣『泰安洋行』、Stevie Wonder『Songs in the Key of Life』
1978年 細野晴臣『はらいそ』

 

 

なんか長かったなあ今日のは。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です